塗料の薄め方
ペンキの粘度が高いと刷毛やローラーのムラが目立ってしまいます。
一方、粘度が低すぎると塗装中に塗料が垂れてしまったり、下地が透けてしまいます。
こういった問題を避ける為に少量の水で薄めると刷毛やローラーの跡が残りにくく綺麗な面に仕上がります。
薄める量は5~10%ぐらいを目安にします。
- 塗料をよくかき混ぜ、塗るのに必要な量を別の容器に移す。
- 取った量の5%の水を入れる。 例)1kg(約1000cc)の塗料に対して50g(50cc)の水を入れる。
- 水が馴染むようよく混ぜてから塗り始める。
- 時期や場所により5%の水を入れただけでは早く乾いてしまい塗りにくい場合は更に少しずつ水を追加し調整する。
スプレーガンや簡易塗装機で塗装する場合の薄める量は5%~15%を目安にします。
試し吹きをしてみて粉っぽかったり塗料が出ない場合はさらに薄めて調整します。しかし薄めすぎると塗料が垂れてしまうので注意が必要です。
錆エイジングセットやコンクリートエフェクトペイント等を塗る場合は一般的な塗料の希釈方法とは異なり、より多くの水で薄めて使用します。
- ベースとなる色は普通の塗料と同じ要領で薄めて塗る。
- エイジングをかけていく色を必要量別の容器に移す。
- 取った量の5倍の水を入れる。 例)5ccの塗料に対して25cc の水を入れる
- すべて綺麗に混ぜずに、薄いところと濃いところで調整しながら塗っていく。
コンクリートやベニヤ板など塗料をよく吸い込む所、細かい凹凸のある砂壁のような所を塗る場合は、シーラーを塗った上でさらに下記のように薄めた塗料を最初に塗るとより塗料が綺麗に付くようになります。
- 塗料をよくかき混ぜ、塗るのに必要な量を別の容器に移す。
- 取った量の半分(体積比でも重量比でもOK)の水を入れる。 例)1kg(約1000cc)の塗料に対して500g(500cc)の水を入れる。
- 水が馴染むようよく混ぜてから塗り始める。
- 上記で塗った塗料が乾いたら、通常通りに薄めた塗料を塗っていく。
塗れる面積
容量 | 塗れる範囲(2回塗り) |
---|---|
200g | 約0.5m² |
500g | 約1m² |
1kg | 約3m² |
2kg | 約6m² |
3kg | 約9m² |
4kg | 約12m² |
16kg | 約約50m² |
基本的に仕上げの塗料は2回塗りで仕上がるように作られています。
塗料の種類や塗る物の材質等によって多少異なりますが、当店では「塗料1kg=2回塗りで3m2」を基準に計算しております。
※塗装面に凸凹がある場合、塗料の色が鮮やかな場合、下地の色が濃く、塗料の色が薄い場合、木部、コンクリートなど染み込みやすい面に塗る場合は塗料が多めに必要になります。
よこの長さ × たての長さ = m2
表示画像での大きさの壁を塗る場合3.6m×2.4m=8.64m2なので必要量は3kgになります。
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